ABOUT BAUBIOLOGIE

バウビオロギーについて

BAUBIOLOGIE=BAU+BIO+LOGIE

バウビオロギーは、人の健康と自然環境に可能な限り配慮した設計手法で、
150年前にスイスで生まれました。
オーストリア、スイス、ドイツの国境に位置するボーデン湖で自然と行われていた手法で、
建築の知識だけでなく、生態に関する幅広い知識を活かすことによって、
建物や環境、街全体を考えて設計。環境が人を作り、人が環境を作るという考え方です。

ABOUT BAUBIOLOGIST

バウビオロギストとは

バウビオロギー建築の専門家であるバウビオロギストは、
建物を計画する上では翻訳家的な役割を果たします。
専門家同士の間に立ち、専門的助言知識をわかりやすく伝えるような人です。

一つの事柄の解決に対して、全体的なデザインや使用する建材などによって、
エネルギー消費や人体への影響、自然環境との関連、他の生き物への影響など、
広い視点から助言を行なっています。

PRINCIPLES OF BAUBIOLOGIE

バウビオロギーの原則

バウビオロギーには25の原則があり、その代表的なものは下記になります。

【原則1】敷地を選ぶときは、その土地自体がもっている力を考慮する。
住宅を建てる敷地は、健康な住まいを手に入れるために大切な要素です。
その土地から得られる情報を十分に検証し、
その土地がもっている情報を最大限に活かすことを考えなくてはなりません。

【原則4】住宅は家族や自然との調和を考えた、個々別々のもの。
建物は本来、画一的なものではなく、その敷地と住む人の条件に合わせ、
個々別々に設計されるべきです。
住宅を建築する場合は、もとある土地を建物で遮ってしまうことから、
何らかの形で自然界の働きを遮らない工夫が必要です。

【原則16】建築材料は放射線を出さないものを選ぶ。
日々の暮らしの中で、私たちの体は微量な放射線に被爆し続けています。
住宅建材についても放射線を出しているものがあり、
多くの時間を過ごす室内の建材(内装材)の選択には十分注意しましょう。

その他にも、
【原則7】内装材には湿気を吸着、発散するものを使う。
【原則17】マイナスイオンがたくさん含まれている自然の空気を取り入れる。
【原則23】建築材料は、環境問題やエネルギーコストを考慮する。
などの諸原則があります。

PURPOSE OF BAUBIOLOGIE

バウビオロギーの目的

バウビオロギーでは、建物、生物、地球環境をバランスよく考えることが重要です。
自然建材で住宅を建てることによって、朽ち果てたら自然に戻っていきます。
これが人工建材と使うと処理を考えないといけなくなり、
そこにもエネルギーを使うことになります。

不要なガスを出して、それを人が吸う。
そして、生物も減少していってしまう。
150年前の建築家は、どのようにしたら地球が健康に暮らせるのかを目的に、
バウビオロギーを考えたと言えます。

OTARGET OF BAUBIOLOGIE

バウビオロギーの目標

バウビオロギーの25の原則のもとで建築が行われることは、
私たちが真の健康を勝ち取る住まいづくりにとって大切なことです。
加えて、建物や町を構築するときに、100%問題の無いものを計画することは
ある局面から見て100%であったとしても違う面からみれば大きな問題を抱えていることがあります。

空間を作る際に100%を求めるのではなく、物事をホリスティックな視点で考察して、
70点、80点の満足を求めることでバランスのいい空間が作れます。
これをバウビオロギーの目標としています。