BAUBIOLOGIE
IN JAPAN

日本のバウビオロギー

FOR YOUR
SUSTAINABLE LIVING

日本のバウビオロギーは「環のバウビオロギー」として、
21世紀に相応しい設計手法としてスイスから導入。
十数年の時間をかけて日本の気候風土、暮らしに合ったものとして再構築されました。
温暖化ガス排出の削減のための方法など、大きな視点からの設計方法は他の追随を許しません。

CURRENT CIRCUMSTANCES OF ARCHITECTURES IN JAPAN

日本における建築の現状

かつて木と紙と土で家を建てていた時代ではなかった問題が多発しています。
なかでも社会的問題となったシックハウスやアレルギーの増加の背景には、
早く・安く・簡単にを追求した人工建材による影響があります。

どのような化学物質を使用しているのか、
それによって人体にどのような影響を与えるのか。
そういったことが二の次にされていたことが原因です。
自然建材とひと言でいっても質が悪いものもあり、
それらを状況に応じて精査していく必要があります。

ABOUT JAPANESE BAUBIOLOGIE

日本のバウビオロギーについて

日本人は海外から取り入れた技術を吸収し、
自分たちに適した方法に改良していくことが得意です。
しかし、バウビオロギーの考えは必ずしも浸透しているとは言えません。
その原因にひとつは、自然建材は自然建材、太陽光は太陽光、接着剤は接着剤と、
それぞれ分けて考えてしまっていることにあります。

自然建材や照明などに関して配慮されているところは増えてきていますが、
実際はそれら全体をバランス良く考えて、
敷地や環境に合わせた建築をしていかなければなりません。

AIM OF JAPANESE BAUBIOLOGIE

目指すべき日本のバウビオロギー

日本は四季があって湿気も多い環境ということもあり、
日本に適したバウビオロギーを推進していく必要があります。

例えば雨水の利用もそのひとつです。
水を地下に溜め、電気を使わずに汲み上げて庭に流してあげる。
庭にできた池からの風によって夏に涼しく過ごしやすくなります。
また、湿気が多い1階の床板には、杉の中でも湿気に強い産地のものを選んであげる。

水を吸うが撥水能力の高い土を用いた壁、クローゼットの天井に殺菌効果の高い桐を貼るなど、
バウビオロギーの考えは至るところで活かされます。
それらを実現するためには、建築だけではない幅広い知識が必要となってくるのです。

BAUBIOLOGIE OPTIMIZED IN KYOTO MACHIYA

京都の町屋で活かすバウビオロギー

私たちは何も昔ながらのノスタルジックな建築をしようとしている訳ではありません。
昔に戻そうということではなく、便利な今の技術と昔からの技術を組み合わせることで、
可能な限り人にも環境にも優しい家づくりを目指しています。

そのひとつが京都の町屋を利用して行なっているバウビオロギーです。
現在の日本の法律では、町屋を立て直すことが難しい状況ですが、
京都は条例によって町屋風をある程度守れる土壌があります。
京都の町屋の独特な形をできるだけ壊すことなく、
より健康にも地球環境にも負荷を与えない。
そんな京都の町屋で活かすバウビオロギーを推進しています。