OUR
PHILOSOPHY
フィロソフィー
BAUBIOLOGIE FOR REBUILDING OF PUBLIC FACILITIES AND TOWNS,
BESIDES RESIDENTIAL HOUSES
住居だけでなく、公共施設や町の再構築にバウビオロギーを
私がバウビオロギーを知ったのは、今から約30年前のこと。日本の建築家が書いた本を手にしたことがきっかけでした。
知り合いの商社マンに調べてもらい、スイスの設計手法であることがわかりました。
私はすぐにスイスに向かい、直接この手法について教えてもらうことに。
その人物こそ、私の師であるボスコ・ピューラーです。
BEFORE KNOWING BAUBIOLOGIE
バウビオロギーと出会う前
大工をしていた私は、独立してからクロスの家や子ども部屋などを請け負っていました。
その時に建材の違いによって室内の空気が変わることに気づき、そのタイミングでバウビオロギーに出会いました。
ヨーロッパに何度も出向いてボスコ・ピューラーからバウビオロギーを学び、その後に日本でシックハウス症候群について発表した北里大学の石川先生のグループにも加入。
バウビオロギーとシックハウスはつながると考えたからです。
HOW TO OPTIMIZE BAUBIOLOGIE
バウビオロギーの活かし方
バウビオロギーの25の原則に完全に沿った家づくりは理想ですが、現在社会では100点を求めることは困難です。
完璧を求めようとすると、その反対側に大きな問題が隠れていたりします。
家を建てる時に、全てを自然素材でなければならないとか、電気を使用したらいけないということではありません。
人工建材を使用する場合に、人に与える影響や生産時や廃棄時に地球環境の与える影響などを考慮し、負荷の少ない建築を目指しています。
REVIVAL OF TOWNS ON BAUBIOLOGIE
バウビオロギーによる町の再構築
バウビオロギーの考え方は、住宅だけでなく、幼稚園や老人ホーム、公共施設にも活用できると考えています。
そして、健康にも地球環境にも優しいバウビオロギーによって、町自体を再構築することが今後の目標となります。
特に地方にある町では人口の減少が急激で、そのなかでインフラが広がってしまうと整備が困難です。スモールタウンを作り、そこに人を集めることで小さな範囲内で公共サービスを提供することができる。
スイスの田舎に老人施設と障害者施設を建設する際に、人を呼ぶためにコンサートホールを同時に作り、訪れる人のためにホテルやレストランを建設。
そこで出す料理で使われる食材は、老人や障害者の方が畑で作ったものを使用するといった仕組みによって町が再生した事例があります。
全く同じことは日本では難しいかもしれませんが、バウビオロギーによって町を再構築できたらと考えています。