設計事例

京都の白川の旧街道に建つ元米問屋のリフォームです。
築150年の建物を解体し使用可能または入手困難な材は再利用し、ごみの減量に配慮しました。
瓦屋根の土も再利用しています。
高齢者との同居すまいのため、住環境の大きな変化が高齢者への負担とならないように、
省エネに配慮し自然エネルギーの恩恵を十二分に利用しつつ、
部屋間毎の室温の違いも最低限に保ちながら心地よい自然の融合空間を構築しました。
築200年近い蔵は今も健在で、高度な左官技術者が今もお守をしています。

築50年を経た4階建て・延べ床面積400㎡の小さな建物の室内空間をリフォームしました。
学長の「子供たちの健康を守り落ちこぼれを無くす。」という想いに答えるべく、
パニック障害や自閉症の子供たちのために、ウーム（子宮）という空間を作り、
緊急時に子供たちが退避し、心と体を休め精神が落ち着かせるための空間としました。
教室で多くの生徒と一緒に学習できない子供達のための個別教室は、
色調、手触り感、匂い、空気の質、照明方法など、人の五感でその部屋の質を感じられるようにしました。
人間が常に求める意識上の快適ではなく、
意識下、つまり無意識に快適と感じた生徒が個別に学習できる異なる質の空間として設計しました。

築不詳60坪の木造住宅を40坪に減築。古いものを残しながら耐震補強を施しました。
有名建築家のデザインした玄関は、解体後設計者の意図を壊すことなく再現しています。
中心地にもかかわらずたっぷりと冬の日差しも取り入れ、純然たる和の空間を守り抜きました。

延べ床40坪木造二階建ての民家です。
奥様のぜんそくなどからの回復を考え、空気の質、空気の流れ、材質、光の質、メンテナンスなど、
バウビオロギーの考えを隅から隅まで取り入れた住まいを設計しました。